姿を見せないボス

  13日から14日にかけて茨城で震度3の地震が夜中2時20分頃あり、居室にいる皆が寝ボケながら、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と多分母国語で理解出来ない事を言ってた。後で聞いたら分かった事です。
  地震の直後、警備官がまわってきて、各居室にだいじょうぶかと言いながらまわり、テレビや壁を心配してヒビを気にしていた。

  この日聞いた私達に対してのいくつかの処遇をお話します。
  爪切りはフリータイム(解放時間)中しか貸せない*1
  コピーは、したい時にいちいち申出書(アプリケーション)を書かないといけなく、許可をもらってからショッピング(買い物)の日にもらえるので、結果と買い物の日の都合を考えると4,5日で、遅い時で1週間はかかる*2
  エアコンの温度は下げて26度まで。9月13日から夜9時にはエアコン止まるとこの日に聞いて、理由は予算のせいで、夜中は暑苦しくて、窓すら開いてないので、僕がこの日に窓を明けるようにと、せんぷう機を回すよう強く要望すると、めんどくさがりながらもやってもらいました。
  ちなみにもうそろそろ寒くなる時期なので、この時期のかんかくを基準にボスが決めているみたいです。普段姿を見せないボスを見てみたいものです。
  僕の今の性格上ボスを呼び止め、たまっている不満を言いたいものです。
  机に座って、申出書にYes, Noの印を押すだけの仕事をやり、自分のキャリアを守り抜くこのだけに脳のない人に正直敬意を示す必要はないと思います。
  私達が要望書や意見書を出して結果を待っても何もしてくれません。
  こんな理由もあり、8月20日にこの収容所でハンガーストライキがあり、120名以上の約20国籍が抗議しました。10日以上も拒食を続けたこの同志にこそ敬意を示します。
  次の機会があればもっと大変な事が起こると思うので、ボスに処遇の改善や、仮放免の許可を次々と出してほしいものです。

  後、東京の収容所では、8月30日31日に2日、同理由と長期収容反対を訴えたハンガーストライキがありました。
  もちろん僕のいたフロアもやり、スリランカ2人、ネパール2人、僕の5人でやり、他フロア合わせて50名以上抗議しました。
  これから東京もやるし、横浜、茨城の入管の3施設が今後強く抗議していくと思うので、中の現状を見てもらえればと思います。
(2012年9月14日、金曜日)