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保安上の問題

  朝9時ぐらいに職員2人がいきなり僕の居室に入ってきました。
  朝食のコーンフレークを食べていた僕の所に来て、
「昨日の提案書の皆の署名(30人中28人分)だけど、ボスから外部に出せない指示が出てるので返します。
  署名以外は出せるから」
と言われ、
「?????……何で出せないんですか? 皆外部に出すのは同意しているしそのサインもありますよ?」
 すると、
「個人情報は大丈夫だけど、当施設の保安上の問題で、この事を外の者に知られるとまずいから。」
と言われ、もうコーンフレークを食べ始め、終わりにしました。
 入管得意の
「保安上の問題」
頂きました。
(2012年9月26日、水曜日)

 



※支援者註
  入管は、面会におとずれた支援者等に被収容者が書類を宅下げすることを、しばしば妨害してきます。たとえば、Big_Papaさんの収容されている東日本入国管理センターでは、昨年の秋ごろから、手紙をふくむ書類を宅下げするためには、宅下げしたい被収容者が事前に申請書を提出することが求められるようになりました。
  また、入管に対して処遇改善を求めた被収容者連名の要求書については、署名欄があると入管は「個人情報保護のため」という理由をつけて、これを宅下げで外部に出すことを認めなくなりました。
  こうした入管側の妨害に対抗するために、Big_Papaさんたちは、署名欄の文面を以下のようにして、署名を外部に出すことに署名者が同意していることを明示する工夫をしました。
「以上の提案、意見の申出に対して早期の待遇改善、改正を強く要望します。又、この署名等を外部の人達にこの活動を知ってもらいたい為、外部に出す事にも同意します。」(下の画像を参照してください)
  これによって入管側は「個人情報保護のため」という屁理屈はさすがに使えないと判断したのでしょう。そこでこんどは「保安上の問題」という理由を持ち出してきた、というのが今回の経緯です。入管は、被収容者やその支援者の要求にたいし、それをつっぱねる理由を説明したくない、あるいは説明できないときに、たびたびこの「保安上の問題」ということを持ち出してきます。

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