仮放免制度とは

 私達は今、様々な事情で収容されていますが、理由は大きく2つです。
 1つはビザが無い者や、オーバーステイ、日本での在留資格が無い者で、空港で不法入国の者もいれば、日本に来日してビザがあるのに、不法入国のうたがいをかけられている者もいる。
 2つ目は、日本で罪を犯し、裁判をやり、執行猶予を受けた者や、その後、刑務所に服役してきた者。
 全ての罪に該当して調査する訳ではないですが、1年以上刑務所に入ってる者は何を基準かは分かりませんが、入管に拘束され、多くの人が退去強制令書を発付されます。
 この退去強制令書をもらってもなお帰れない、帰りたくない人が色んな理由で当牛久に集められ、長期的な生活を強いられます。
 けれど、それでも帰れない者達には仮放免という制度があり、送還可能になるまでの仮放免や、この退去強制令書を取り消す訴訟、又は難民申請やこれに必要な証拠を集める為に弁護士等との準備が必要なので身動きの自由が出てくるのでこちらでも仮放免での出所は出来ます。
 けれどこの仮放免で出所したからといって仕事が出来たりはないし、病院で手術した時に保険は使えないです。身分証がないので、他の人達と比べ不自由があちこちで生じてきますし、免許証も取得できません。
 なので中でも外でも、退去令書を発付された者には人権のかけらもありません。
 ちなみに来年2013年以降から当収容所も含め予算削減が大幅にあり、私達の生活にさらなる苦が強いられる事になります。
 待遇を悪くするなら、仮放免をどんどん出して欲しいものです。
 少なくとも、ここよりはましですし、家族と一緒にいれたりするので。

http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri09_00006.html

 入管について、色々のっています。
(2012年10月4日、木曜日)