統括との話し合い(2013年2月4日の日記)

昼食
チキンソース煮(△)、漬け物(△)、焼きとうもろこし(○)、春雨と野菜のソルト炒め(×)、フルーツ(みかん)

夕食
カレイの衣揚げ(×)、漬け物(×)、野菜のマリネ(△)、ひじきと大根のサラダ(×)、フルーツ(パイン)

昨日のミーティングで仮放免についての話を統括から聞く為、9時55分にその統括を呼ぶ事に。
10時37分に統括が来て、フロアに入って話をするのは10時43分から。
(※話の内容は、この記事の最後に書いてます。)

それまでの流れは、
9時55分、当直リーダーにボス(統括)と話したいと申し出る(仮放免が最近不許可ばかり出ているのでその説明について)。中に入っててとリーダーに言われたが、統括が来るまではここで待たせてもらうと言い、リーダが統括を呼ぶ事に。

10時05分、またリーダーが来て、私に聞けることであればと言われたが、代表として統括が来ないと進む話も進まないのでと言い、引き下がりました。

10時18分、10時15分からの運動は中止に。この時、中止も受け看守らは色々と電話を掛けまくっていました。

10時23分、またリーダーが来て、今度は自分に出来る事はボス(統括)を呼ぶ事位でスミマセンと。

10時37分、僕らのブロックに統括が来たが、事務室の奥に入り色々と他の看守らと話をしていました。

10時43分、統括が入り、話が始まりました。


以下、統括とのやりとり。

10:43、何で仮放免ダメなのか? 予算との関係はあるのか?*1
→統括の回答
「予算は関係ない」
「人道的な判断をしてる」
「『予算の為、出さない』はない」
「1回2回3回、申請書類は同じかも知れないが、考えなければいけない理由を考える」
「[仮放免許可を出すときは]仮放免すべき理由があるから、する」
「好ましくないと答えたら、仮放免になる」
「トータルで考えるから、ダメな時はダメ」
「認めないといけないから、認めないといけない」

ケースは他人と同じなのに、片方ダメはなぜ?
→統括の回答
「今まで日本で何をしてきたかを考えてる」
「人生がかかるが、人生をみて考えてる」
「ケース、ケースで違うから差が出る」
「保証人や[保証人の用意できる]保証金が高いから良いとかではない」
「相手[保証人]にTelする事もあるかもしれないが、書類の確認であり、必ずするしないはない」
「出たらルールを守るのは当たり前で、仕事はしてはいけない」
「保証人は良いのか、生活していけるのか、出すにあたっての判断もある」

仮放免された者の病状がヒドい時の場合、責任は?
「中で病院に行くのに時間かかるのはあり、早くしないといけないケース」
「早く行けるようわれわれも考えている」
「出たら保証人に面倒をみてもらわないといけない」

西と東の違い*2
→統括の回答
「差別やわざとはない」
「アンフェアではやっていない。フェアに扱っている」
「良くない事してる人もいるが、手続きでは良くは思われない」
「どんな人も認めなきゃいけない理由がある時は[仮放免許可を]出す」
「申請はそれぞれのケースと書類をチェックして、3日で答えを出す訳ではない」
「以前に比べては早くなった」
「早く答えを出そうとスタッフ(審査部門)は増してる」

「急病に対しては必要に応じて措置して、緊急もあればすぐに病院に連れていく」
「病状が出てから医者に診てもらう為の期間は短くしたい」
「この事はずっと考えていかないといけない」

11:38頃終

(2013年2月4日、月曜日)

*1:東日本入管センターは、予算確保のために、仮放免許可をなかなか出さずに一定の被収容者数(現在400人弱と言われる)を維持しようとしているという推測が、被収容者、仮放免者、支援者のなかで広くなされている。

*2:西日本入国管理センターと比べて、ここ、東日本入国管理センターは仮放免許可が出にくく、あきらかに収容が長期化しがちであるということについて。