食事とハンスト(3月3日の日記)
昼食
麻婆豆腐(×)、漬け物(×)、鶏団子(×)、上海風焼きそば(△)、フルーツ(レモン)
夕食
チキンメンチ(△)、ポテトサラダ(×)、サワービーンズ(×)、スパゲティーナポリタン(△)、フルーツ
私達は4月に食事業者が変わるかもしれない事から食事についての改善申出書を提出しました。
朝食についてはフルーツを今後出してもらい、ジュースとジャムの種類を増やすように言い、
昼食にはリクエストをいくつか出して、揚げ物についてはしっかり揚げてもらい、焼き物についてはしっかり火を通して下さい、と。
又、スープは具なしで毎回同じ物なので、違うスープ類を頼み、休日、重要な記念日、年末年始には積極的に特別なメニューを。
今まではとてもおいしいとは言えず、土曜のカレーだけが楽しみでしたが、長くいるとあきてくるのも事実で、違うのが欲しいものです。前回の年末年始はおいしい所か、まずいのがいくつかあり、面倒臭くないメニューがいくつかあったので、私達の事は考えられていないなと実感しました。
この反面、ハンガーストライキ(要求を通す為の闘争手段として絶食するストライキ)が当収容所でいくつかあり、最近ですと昨年の8月に牛久で100人位のものがありました*1。
今までのをさかのぼるといくつかありますが、2010年からあったと聞き、今後もあるかもしれません。
自分は東京[入管]にいたので、そっちでやりましたが、このような行為をさせる前にしっかりした話をしていくべきで、互いに約束は守っていくのではと思います。
第一の目的は仮放免ですが、最近仮放免はなかなか出ておらず、以前法務省で言われた「仮放免を弾力的にする」*2がないので、牛久は約束を守っているのかどうかで皆それを追及しています。
また、収容所内であるべき人権が、保安上や衛生上の理由で剥奪されていますので、その結果ストレスで自殺未遂やケンカ、精神不安定が出てきており、人道的な配慮を求めたくてやっているのが現実なので、私達のこの行為が変な意味でとらえられると残念な気持ちです。
今後ハンストが発生した場合は、この中の現実をもっと知ってもらえればと思います。
(2013年3月3日、日曜日)
*1:仮放免者の会ブログより、以下の記事を参照。
- 【速報】8月20日、東日本入管センターで大規模ハンスト開始
- 抗議・カンパ・情報拡散のお願い――東日本入管センター被収容者のハンストについて
- 東日本入管センター、ハンスト参加者よりメッセージ(1)
- 東日本入管被収容者、大規模ハンスト開始より1週間――ひきつづき情報拡散、カンパ、抗議をお願いします
- 東日本入管センターにおけるハンスト9日目 / センターと法務省入管への申し入れ
- 東京入管でも被収容者のハンスト――50名以上が参加
- 牛久大規模ハンストへのご支援ありがとうございました
*2:2010年7月30日に法務省入国管理局は「被収容者の個々の事情に応じて仮放免を弾力的に活用することにより,収容長期化をできるだけ回避するよう取り組む」との報道発表をおこなった。法務省のサイトより「退去強制令書により収容する者の仮放免に関する検証等について」を参照。