成田入管の闇(4月14日の日記)

昼食
鰯のてんぷら(×)、がんも(△)、スパイシーポテト(△)、醤油焼きそば(△)、フルーツ(グレープ)

夕食
チキンカツ(△)、人参のドレッシング和えオクラおろし(×)、菜の花のマスタード和え(×)、フルーツ(パイン)

午後2時半頃に当直リーダーが、4月12日の件*1では相手に通訳を付けて話をすると。
電話通訳があるからと。
ではなぜあいまいな事をやらかし、いざとなったら電話通訳と言ってくるのか。
下心丸見えですがいかがでしょうか?

最近、成田から来ている人達[東京入管成田空港支局から東日本入管センターに移収されてくる人達]に話を聞いて、向こうの収容場があまりにもひどく、汚い所だと分かり、悲しいです。
成田から来る人達はほとんどが難民の人達であり、命の危険があって来ているのに日本への入国が認められず、牛久まで収容が続いています。
成田は4階、5階の建物で、屋上に運動場があり、1週間に1回15分間のみの運動で、収容者1人につき2名の警備官がずっと付きそっています。ひどい時は2週間に1回で、居室から出る機会は運動時と、話や調書を取る時以外ないので、心理的ダメージがひどいです。
1日の流れは毎日同じで、朝の点呼には4名~8名の看守が居室を事細かく調べ、毛布やトイレ、シャワー室も異常な位調べられます。
電話は部屋に入れられ、9時から5時まで。カードは1050円で、国内でも3分位しか通話できず、用件を素速く言うしかないです。
テレビは8時から9時で、照明は10時に消え、朝にはショッピングの用紙が入り、3時頃には商品が来ます。テレビのチャンネルは多いみたいです。
食事は少なく、まずい。なので、ショッピングで食べ物を買うしかないと。
色々な外貨の両替はでき、すぐにできます。
状況の分からない人にはホテルに宿泊させ、自分のお金を使わすだけ使わせ、なくなったら収容所に収容する時も。実際にその人がいます。
中での生活は、居室の見回りが2分、3分おきに必ずあり、眠ってる人がいたら顔をのぞき見てくると。
そしてここにはドクターはなく、病状が出たり、ひどくなっても薬だけの対応で、診療に連れていかれた人はいません。ちなみに20人位の人に聞いてきた事ですが、1人もいませんでした。

インタビュー(調べ)は一気に5時間もやる事があり、同じ質問のくり返しで疲れ、「帰れ!」と強く言ってくる事もあります。
又、この時などにどの位で外に出られるかと質問した場合には、分からないとボスが言ってくるそうです。ちなみにこの人は10年収容されても帰らないと言った所、入管はそれでも出れるかどうか分からないと言ってきたそうです(牛久で難民の方は6ヶ月目から仮放免で出ています)。
そしてこれらはハッキリ言える事ですが、成田でのインタビューは、拷問になっています。その成果としても、成田収容所からこれらにたえられず帰国していく者がたくさんいて、先進国にやって来た外国人は、この内情に大変おどろいて理解できずにいます。

この事情は日本語の分からない外国人があまり相談できず、誰にも言わないので闇へと消えます。そして法律や自分の権利が分からず、入管に都合の良いように丸め込まれているから、牛久に来るまでどれだけひどく扱われたのか分からずにいます。

※追記
たたみのチェックは1週間に1回必ず裏までひっくり返してる。
点呼8時か8時半から。眠ってる人でも無理やり起こす。
消灯後チェックが厳しく、寝そうな人には顔をのぞき見してくる。
夜は寝ようにも眠れない。
(2013年4月14日、日曜日)