フィリピン人一斉強制送還(7月6日の日記)
昼食
チキンハンバーグクリームソース(△)、春雨サラダ(△)、スパイシーポテト(×)、タヌキうどん(△)、フルーツ
夕食
チキンカレー、福神漬け、フルーツ
昨日の夜10時半過ぎからチャーター機での同意なき無理やりの強制送還が行われました。
収容所内での動きですが、
昨日の夜10時半、又はその前から1つのフロアに対して50人前後の看守達が押しよせて来て、眠っている者でも構いなく即、「自分から荷物まとめて帰るか、無理やり帰るか」と選ばせて、荷物を本人にまとめさせ、9つのフロアで男25、26人位、女2人で同じ時間帯に外に待機してあったバスで成田空港へ。
あるフロアでは周りの者がこの行為に怒り、ドアをたたくなどしていましたが、入管側はお構いなしです。
そのまま成田空港の中なのか外なのか分かりませんが大きな倉庫2つに連れてかれ、この時入管職員は倍以上の人数で、1人に対して3人付いていたとの事です。
飛行機がフィリピンのマニラに飛んだのが朝11時なので、それまで出国手続きなど、色々と準備を。
ある者が入管側に、「荷物も残ってるし、お金もまだある」と言ったら、返ってきたのが、
「それが? 関係ない、おまえは今から帰るんだよ!」
と帰されるからと言葉の暴力があちこちで普通にあり、非人道的な現場だったと帰された本人から聞きました(国際電話をフィリピンにして直接聞きましたので言ってること全て真実です)。
抵抗する人にはスタンガンみたいなショック電流を流されたとこの人も証言してくれ、実際、手に流されたと。
さらにヒドい人には箱に入れるなど、聞けば聞くほど心が痛む話ばかり。
飛行機には子ども1才~5才の男5人、女3人、成人女性13人、男性54人の合計75人と法務省発表あります。
この子ども達も東京入国管理局で収容され、1才と3才位の子ども達が中にいるのをボランティアの方が目視で確認もしており、この母子達は1週間~2週間収容されていたとも確認取れてます。
そして中には裁判準備中や、母国語話せない人もいたり、実際フィリピン帰ったら帰る家もなく今は政府の施設に住んでる方もたくさんいます。
これらはニュース番組にも流れており、フィリピンのメディアも帰された人達のインタビューや番組が調べてくれており、今後明るみに出てくる事なので真相が見えてきます。
同じ部屋から連れてかれた人を見て、同居人の人達は今皆おびえており、次は自分の番じゃないかと心配しています。
この心理的状況は中にいてこの立場にいる人達しか分からない事ですが、その人の人生がかかっているのですさまじい不安とストレスです。
リンク
- 法務省への強制送還反対の申出書提出(2月17日~19日の日記) - リアルタイムな収容所!
- 仮放免者の会「チャーター機、強制送還反対3月行動」 - リアルタイムな収容所!
- デモンストレーション(3月6日の日記) - リアルタイムな収容所!
- チャーター機での強制送還に反対する声明(東日本入管センター被収容者より) - 仮放免者の会(PRAJ)
- 入管による一斉無理やり送還に抗議します - 仮放免者の会(PRAJ)
- 【転載】同意なきチャーター便強制送還への非協力を求める要望書 - 仮放免者の会(PRAJ)
(2013年7月6日、土曜日)